2009年 07月 05日
私の鞄の中には、いつも、カメラと小さなノートと、ハガキと切手、 筆記具が入っています。 小さなノートと筆記具はめずらしくはないでしょうけれど、一眼レフの デジカメを持ち歩いている女性はあまりいないかも知れませんね。 写真が好きなので、生活の中のなにげない一瞬をだいじにして、出会 った瞬間をカメラにおさめられたらいいなぁという思いから持ち歩いて います。 ハガキと切手は、日頃忙しくて連絡もままならない友達に、お昼休み などの時間の切れ端でひと言書いて投函し、ご無沙汰を帳消しにして もらうための道具です。(笑) そして、小さなノートと筆記具は、もちろんメモ用です。 仕事のアイディアや休日にやりたいこと、行きたい場所などを思いつ いたとき書き留めています。 メモ代わりに、見たい映画や行きたいイベントの広告を切り抜いて貼 っておくこともあります。 なぜでしょうね、アイディアって、通勤電車で揺られている時や歩い ている時など、動いているときにパッと浮かぶことが多いですよね。 足は「第二の心臓」、手は「第二の脳」と言われますが、私は、足は 「第二の脳」とも言っていいと思っています。足が動いているときは、 当然、脳が活躍しているときなのですから。 動いているときに思いついたことを、しばし立ち止まってサッとメモ を取る。これってなんとな~く当たり前にできそうなことと思われが ちですが、足を止めて書くことは、けっこう動きに「潔さ」が要求され ますよね。 今やっている「歩く」という行動をピタリと止めて、突発的に別の行 動を挟み込む。「切替力」と言い換えることもできそうな動きの「潔 さ」です。 アイディアが浮かぶたびに立ち止まってメモを取る行為は、そんな 切替力を必要とするために、けっこうむずかしい行為となります。 つい億劫になって「あとでいいや」と後回しにして流してしまい、み すみすいい思いつきを忘却の彼方へと置き去りにしてしまうこともし ばしばです。あ~ぁ…。(笑) 立ち止まって、バッグの中からメモ帳と筆記具を取り出し、メモを取 る。これが苦にせずできるようになったとき、私は仕事や生活に広が りと潤いができるような気がしています。 それは、発想やイメージを具体化するための一歩だと思うからです。 メモを取ることの意義は、「後で見るため」よりも「思いついたら書く」 ことの方がずっと大切なのです。 移動中に止まって、最短の時間で書くことは、思いつきを瞬時に頭で 整理して、できるだけ端的に短い言葉でまとめる必要があります。 それは、モノクロで浮かび上がったアイディアを、はっきりとした色 合いにするための発色剤的な効果があると感じています。 思いつきを「端的な言葉で表し、認識する」ことの効果が、メモをとる 大きなメリットだ思うのです。 文字にして書き込むことで、思いついたアイディアが体にすり込まれ る感触があります。 最近物忘れが多くなった私自身の言い訳になりそうですが、たとえ書 いた後で書いたことすらすっかり忘れてしまったとしてもいっこうにか まわないでしょう。 誤解を恐れずに書いてしまえば、メモは、後で見なくてもいいのです。 とにかく「思いついたらその場で書く」。そこにメモの効用がある。 そう思っています。 さ~てっと、語るは易し。 なかなかページが埋まっていかない私のメモ帳。 今日からドンドン埋めていかねば! デジタルメモ「ポメラ」モニター募集はこちら
by 80percent
| 2009-07-05 18:51
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